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ノートといろいろモノが違うプレミアムコンパクト「日産 オーラ」。ベストグレードは玄人を魅了する乗り味のニスモ

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ノートといろいろモノが違うプレミアムコンパクト「日産 オーラ」。ベストグレードは玄人を魅了する乗り味のニスモ

2モデルで電動車の上半期国内販売1位に
日産のコンパクトハイブリッドカー「ノート」と「ノートオーラ」が売れています。日産自動車の発表によれば2022年上半期(1月~6月)の販売台数は合計で5万6942台、ハイブリッドカーを含めた電動車として日本国内で最多販売モデルとなったとのこと。

ノート/ノートオーラは1.2L 3気筒エンジンとモーターを組み合わせた「e-POWER(イーパワー)」と呼ばれるシリーズハイブリッド専用車です。多くののハイブリッド車がエンジンとモーターを組み合わせてタイヤを駆動しているのに対して、e-POWERの場合はエンジンが発電に専念してモーターだけで駆動するのが特徴です。

日産「ノート オーラ」 燃費に若干不満は残るが『内外装の質感』『たたずまいの良さ』など総合力で他を圧倒するプレミアムコンパクト

ハイブリッドシステムとしてはシンプルかつ古典的なのですが、それを逆手にとって“100%電動ドライブトレイン”とアピールするのが日産の戦略。e-POWERの市場認知度を高めた結果が、ノート/ノートオーラの好調な販売につながっているともいえます。

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ノートオーラはボディもモータースペックも専用
ところで、ノートとノートオーラの違いはどこにあるかご存知でしょうか。前述のように1.2Lガソリンハイブリッドのe-POWERを積んでいるのは共通で、ルックスも似ていますが、ポイントはボディサイズの違い。ノートは5ナンバー(小型乗用車)サイズ、ノートオーラは3ナンバー(普通乗用車)サイズとなっています。

ノート:全長4045mm×全幅1695mm×全高1505mm
ノートオーラ:全長4045mm×全幅1735mm×全高1525mm

ノートオーラには専用デザインの3ナンバーボディが与えられ、パワートレインの基本は同じでも、プレミアムモデルとして差別化されています。さらに注目したいのは最高出力や最大トルクといった走りにつながるスペックが異なっている点。

ノート:最高出力116ps 最大トルク280Nm
ノートオーラ:最高出力136ps 最大トルク300Nm

エンジンスペックは最高出力82ps、最大トルク103Nmと共通ですが、モーターの制御系によって走りのパフォーマンスを差別化することができるのです。

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シャシー性能やインテリアもノートとは差別化
単にパワーアップしているだけではなくシャシー性能もグレードアップしています。ノートオーラはワイドボディに合わせて205/50R17サイズのタイヤを装着(ノートは185/65R15~185/60R16)、17インチのアルミホイールも標準装備となっています。

専用デザインのボディをもち、タイヤも大径となっているノートオーラは、典型的なコンパクトカーであるノートと一線を画した高級感があります。さらにコクピットには12.3インチという大画面のフル液晶メーターが標準装備され、コンパクトカーの安っぽさは微塵もありません。

つまりノートオーラはダウンサイザーと呼ばれる「大きなクルマには乗り飽きたし、そろそろ取り回しのいい小さなクルマにしよう」というマインドのユーザー層にグサリと刺さるクルマに仕上がっているわけです。

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シンプルなグレード構成
そんなノートオーラのグレード構成は非常にシンプル。基本となるグレードはGで、駆動方式はFWDと4WDの2種類。それぞれに本革シートの「レザーエディション」が用意されています。さらにG・FWDをベースにしたスポーツバージョンとして「NISMO」が設定されるといった具合です。

G(FWD):265万4300円
G レザーエディション(FWD):273万7900円
G FOUR(4WD):291万2800円
G FOUR レザーエディション(4WD):299万6400円
NISMO(FWD):290万8400円

ちなみに、燃費性能についてはGのFWDが27.2km/L、4WDが22.7km/L、NISMOが23.3km/Lとなっています(いずれもWLTCモード)。

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FWDで比較したときにNISMOの燃費が悪化しているのは、スポーツグレードとしての専用装備、とくに燃費に影響が大きいタイヤなどの影響でしょう。NISMOは205/50R17サイズのミシュランパイロットスポーツ4というスポーティなタイヤを履き、サスペンションもNISMO専用セッティングと、ハンドリングのレベルアップも果たしています。

もし、ダウンサイザー的なマインドでノートオーラを検討しているのであれば、NISMOを有力候補にあげてほしいと考えます。専用エクステリアは少々派手ですが、走りの質を上げた100%電動ハイブリッドカーの魅力は、様々なクルマに乗って来たベテランドライバーこそ、その味わいが理解できる世界になっています。

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文:山本晋也
写真:
1~7枚目:日産 ノートオーラ
8枚目:日産 ノートオーラ NISMO
9~10枚目:日産 ノート

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みんなのコメント

110件
  • 一昔前は酷かったけど、今のニッサンはマジで良くなってるよ
    試乗すれば走りも質感も高レベルなのが実感できる。
    国産の中でもトップクラスじゃないかな、マ○ダとかじゃ比較にならない。
    欠点は選択できる車種が少ないことかな
    デザインの好みはそれぞれだしなんとも言えないが、ノート、オーラ、サクラ、エクストレイル、アリアは悪くないと思う。
  • オーラニスモ
    家族想いのスポーツカー好きなおじさんが乗る車。
    最高でしょ!
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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